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2014年12月29日 (月)

全日本選手権の結果と町田樹の引退

全日本選手権が閉幕しました。

羽生結弦の強さ、小塚崇彦の気迫溢れるフリー、宇野昌磨の躍進、ジュニアが躍動する中、新女王となった宮原知子など数々の話題がありましたが、それらを吹き飛ばしてしまったのが町田樹です。

彼は全日本選手権での引退を表明しました。

愛すべき町田樹の“らしい”去り際 引退発表も作品にした唯一無二の存在

(2014.12.29 スポーツナビ)

■予期せぬ発表に会場騒然

また1人偉大なスケーターがリンクを去った。町田樹、24歳。今年2月のソチ五輪に出場(5位)し、それから約1カ月後の世界選手権では銀メダルを獲得した、日本男子フィギュア界の中心的な存在だ。そんな彼との別れは突然やってきた。

12月28日午後9時過ぎ。全日本選手権(26〜28日、長野・ビックハット)が終了したばかりのリンクでは、来年3月に開催される世界選手権(中国・上海)に出場するメンバー発表が行われていた。一番最後に名前を呼ばれた町田は大歓声とともに、青の衣装に身を包み颯爽(さっそう)とリンク中央に現れた。あいさつを求められると、神妙な面持ちで「皆さん、こんばんは。今回をはじめ、いつもわたくしのことを温かく応援してくださり、本当にありがとうございます。今日は世界選手権大会の代表発表の場に立つことができたことを光栄に思うと同時に、これまでわたくしを支えてくださった多くの方々に、感謝の思いでいっぱいです」と話し始めた。あまりに丁寧な物言いに会場内では笑いも漏れたほどだ。しかし次の瞬間、町田の口から予想外の言葉が発せられた。

「突然ではありますが、ここで皆さまにご報告したいことがございます。わたくしはこの全日本選手権大会をもちまして、現役のフィギュアスケート選手を引退することを決意いたしました。この場をお借りして、正式に発表いたします。つきましては、このたびの世界選手権大会への出場権を辞退したく思います」

予期せぬ発表に会場は騒然となり、泣き出すファンもいた。選手たちもこのとき初めて知ったようで、隣にいた小塚崇彦(トヨタ自動車)は「僕たちもびっくりしている」と驚きを隠さなかった。あいさつを終えると町田は、別れを惜しむように右手で氷をなで、リンクを降りていった。

■注目を集めた“町田語録”

3歳でスケートを始め、憧れの高橋大輔と同じ高校・大学に通った町田が大ブレークを果たしたのはつい昨シーズンのこと。それまで指摘されていた精神面の弱さを克服し、一気に殻を突き破る。2年前の2012−13シーズンは、有力選手6人がひしめいていた日本において6番手に数えられた“第6の男”だった。しかし昨季のスケートアメリカで自己ベストを大幅に更新して優勝。続くロシア杯も制し、五輪戦線をリードする立場になった。グランプリ(GP)ファイナルでは4位に終わったものの、「史上最も過酷な代表争い」となった全日本選手権では会心の演技で2位に入り、ソチ五輪の出場権を勝ち取った。

注目を集めたのはその実力だけではない。あまりに独特な物言いが“町田語録”としてメディアを賑わせた。

「僕は一歩でも下がればもうそこは死なんだと。ショートプログラム(SP)のあとに絶壁を見ました。怖かったです」(13年GPファイナル後)

「エタノールを燃やしたときに透明な炎が出るんですけど、そういう見えない炎を内に秘めて虎視眈々(たんたん)と(五輪出場を)狙いたい」(13年全日本選手権の前日会見)

「今日は、みなさんバレンタインデーですよね。明日は“逆バレンタイン”できるように頑張ります」(14年ソチ五輪男子SP後)

愛称は“氷上の哲学者”。読書を愛し、言葉を大切にする。哲学書を持ち歩き、時間ができるとページをめくる。「演技に対するインスピレーションを得るために必要なことだ」と町田は言った。その一方で、言葉が先行する状況にジレンマも感じていた。

「僕が自分に自信を持っているのは発言ではなく、本来は演技ですから。語録として取り上げてくださるのはありがたいことなんですけど、演技のみで語る男も悪くないかなと思います」

■羽生とは“ライバル”として切磋琢磨

スケーターとしては、表現者と競技者の資質を高いレベルで兼ね備える選手だった。プログラムを「作品」と考え、あくまで芸術性を追求する。その結果完成したのが昨季の『エデンの東』や『火の鳥』であり、今季の『第9(ベートーベンの交響曲第9番)』であった。音楽を自分なりに解釈し、独自の世界観で表現する力は他の選手とは一線を画していた。自らもエキシビションの振り付けを手がけた。

関心はプログラムだけにとどまらない。舞台設計やそれを創り上げている人々にも興味を抱いた。今年3月にさいたまスーパーアリーナで行われた世界選手権のときには「日本の会場はクオリティーが高い。本当に舞台と呼べるようなリンクだった」と、その仕事ぶりを絶賛した。町田にとっては自身の作品を披露する“空間”もまた一つの芸術として組み込まれているのだろう。

競技者としては、4回転を含めた安定感のあるジャンプに加え、負けず嫌いな性格も魅力的だった。昨季は「ソチ五輪に行くのは僕」と言い続け、それを有言実行。3月の世界選手権では羽生結弦(ANA)にわずか0.33点差で敗れたあと「来季は容赦なくぶっつぶす」と言い放った。思わず口を突いて出てしまった言葉のようだが、こうした一面があったからこそ、町田は世界のトップスケーターに登りつめることができたのだ。

羽生がシニアに上がって以降、直接対決では結局1度も勝つことはできなかった。くしくもGPシリーズのデビュー戦(10−11シーズンのロシア杯)が同じ大会だった両者は、互いに切磋琢磨しながら成長してきた。羽生も「自分を高めてくれる存在」と町田をライバルとして認めている。2人の激闘をまだまだ見ていたいと思っているファンはたくさんいたことだろう。

■大学院に進学し、研究者を目指す

引退発表の前日、全日本選手権のフリースケーティング(FS)を終えた町田は晴れやかな表情をしていた。自身の限界に挑んだ『第9』でミスを連発し、SP2位から4位に転落したにもかかわらずだ。

「ここまで来られた自分を誇りに思いますし、多くの方々の前で『第9』を滑ることができて本当に幸せだと思います。もう悔いはないです。失敗もあり、完成度は低かったかもしれないですけど、僕のすべてを詰め込んだつもりです」

今振り返ると、この時点で引退をほのめかしていた。そして翌日、競技生活にピリオドを打った。もともと18年の平昌五輪まで現役を続ける予定はなかったのだ。遅かれ早かれ決断は下されたことだろう。

しかし世界選手権の出場が決まったこのタイミングで発表されるとは、誰も予想していなかった。今まで苦楽を共にしてきた仲間たちでさえ、自らの耳を疑っていた。とはいえ、ある意味これも“町田樹らしい去り際”と言えるのではないか。プログラムを“作品”ととらえる彼ならば、自身の引退発表も1つの“作品”して創り上げたいと考えてもおかしくはない。

小塚は語る。 「ずっと“町田語録”で僕たちを楽しませてくれたし、なかなか思いつかない発想を転換させる力を彼は持っていた。僕にはないし、他の選手にもない。唯一無二の選手だったなと思います。何より最後の最後に爆弾を投下して、この競技生活を去っていく。本当に樹らしいなと思います」

引退後は早稲田大大学院スポーツ科学研究科に進学し、フィギュアスケートをスポーツマネジメントの領域で考察する研究者を目指す。その具体的な内容は明かさなかったが、「社会から真に必要とされる人材になる」という次なる目標に向け、すでに町田は歩みを進めている。今はただ、この愛すべき男の未来に、多くの幸があることを願うばかりである。

(取材・文 大橋護良/スポーツナビ)

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お互いをライバルとして認め合う町田と羽生(右)の激闘はファンの注目を集めた【坂本清】

町田樹の引退を採点に報われなかったからと見ているファンもいるようですが、それは違います。

本当にそう思っているのなら、フィギュアスケートの世界から完全に離れてしまうでしょう。

彼は引退声明の中で、『フィギュアスケートをスポーツマネジメントの領域で考察する研究者として、社会から真に必要とされる人材になるべく、真摯に新たな道を歩んでいく所存です』と述べ、

『なお機会を与えて頂ければのお話ではありますが、今後とも研究活動の一環として、アイスショー等での演技や創作活動を、必要最小限の数の舞台において経験させて頂きたいと考えておりますので、宜しくお願い申し上げます』と今後もフィギュアスケート界に関わる意思表示をしているのです。

今回の採点について、不信感を抱くファンが多かったようですが、そのような気持ちで選手の新たな門出を心から祝福できないと言うのは残念なことです。

町田樹がフィギュアスケート界から少し距離を置いて学術的な観点から採点方法について考察し、改正案を述べることがあれば、将来的には誰もが納得できるような採点方法が確立されるかもしれません。

私はそんな期待感を持って、町田樹にエールを贈りたいと思います。

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メダルを胸に記念撮影をする(左から)2位の本郷理華、優勝した宮原知子と3位の樋口新葉=白井伸洋撮影 asahi.com

今年の全日本選手権も採点に不信感を抱くファンがいたようです。

男子SPでは、なぜ羽生結弦と町田樹にあれ程得点差があったのか?女子SPでは、村上佳菜子の低い得点に批判の声があるようです。

全日本選手権は他の国で行われている大会よりも、国際的な基準に則した採点が行われています。

ただ、2013年は例年よりも甘い採点が行われました。

その為、鈴木明子は200点を遥かに超える高得点で優勝し、一部のファンは、日本の選手からも銀河点を出す選手が現われたと揶揄し、鈴木明子をバッシングする声がネット上を踊っていました。

いつもは、もっと高得点を出して世界にアピールしなければいけないと主張するファンが、高得点で優勝したのが鈴木明子だと豹変してしまうのでしょうか?

今年の全日本選手権は、国際基準よりも厳しい判定で実施されました。

本当にそうなのか?疑問を感じる方は、羽生結弦の評価を見れば理解していただけると思います。

以下に男子の採点結果をリンクします。

全日本選手権 男子SP(PDFファイル)

全日本選手権 男子FS(PDFファイル)

彼の得点はグランプリファイナルでは94.08(TES51.11 PCS43.97 転倒で-1)ですが、転倒の無かった全日本選手権では94.36(TES48.76 PCS45.60)になっています。

演技内容は全日本選手権の方が良く、転倒も無かったのにPCSは1.63しか上がっていません。

TESについては、スピンもステップもレベルを落とされていますし、軸が曲がって詰まり気味になったとはいえ、タノジャンプを跳んでリカバリーしたコンビネーションもGOE評価はマイナスです。

つまり、国際基準なら96点位の得点が出ていた演技であり、いつもの全日本選手権なら98点という採点結果になっても不思議ではないのです。

ただ、他の選手はもっとシビアに採点されていましたから、羽生結弦が優遇されたように感じてしまったファンがいたのでしょう。

町田樹や宇野昌磨はもっとPCSを出すべきだと思いました。

町田樹は曲の解釈やパフォーマンスで9点台を出すべきでしたし、宇野昌磨はスケーティングスキルや曲の解釈、パフォーマンスで8点台を出すべきでした。

そういう採点であれば、町田樹は羽生結弦とほぼ同じ得点、宇野昌磨は90点越えとなり、違和感を抱く人達も少なかったのではないでしょうか?

今回の全日本選手権は全般的に厳しい採点でしたが、厳格さに差があったようです。

羽生結弦の採点について非難の声があるようですが、なぜかフリーで高得点を出した小塚崇彦は非難されていません。

小塚崇彦は確かに気迫あふれる素晴らしい演技でしたが、前半の4回転は回転不足、後半のジャンプは詰まり気味の着氷と、ジャンプの出来は悪かったのです。

しかし、PCSは89.00と技術点で100点を超え、PCSは91.60だった羽生結弦と2.60の差しかありません。

PCSはフリーでは2倍になりますから、素の得点は僅かに1.30の差でしかないのです。

TESとPCSは別の基準で採点されているとはいえ、全く無関係という訳でもありません。

全日本選手権のジャッジ達は、客観的で一貫性のある判断を全ての選手に下したとは言えませんが、批判しているファンも、採点する側よりも採点された選手を批判したり、素晴らしいパフォーマンスを見せたとはいえ、PCSが他の選手達よりも高めに出た小塚崇彦の採点結果は黙認する等、とても不公平な非難をしているようにしか見えません。

結局のところ感情論でしかないのです。

こういう話をすると、フィギュアスケートを見るには感性が大切なのに否定するのか、などと更に感情的な意見が出てきます。

好きな選手を応援するのは個人の自由ですし、嫌いな選手がいるのも個人の嗜好ですから仕方ありません。

しかし、自分の感情や嗜好を『公平性』に結び付けて批判するのは間違いです。それは批判ではなく非難であり、選手を嫌悪するだけの言葉は中傷でしかありません。

だから何度も採点を批判する場合は、プロトコルを確認して、どこの部分がおかしいのかを具体的に述べるべきだと言っているのです。

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女子はどうだったでしょうか?

優勝した宮原知子も、回転不足を取られていますし、2位の本郷理華や3位の樋口新葉も同じく回転不足と判定されたジャンプがあります。

村上佳菜子だけに厳しかったわけではありません。

以下に女子の採点結果をリンクします。

全日本選手権 女子SP(PDFファイル)

全日本選手権 女子FS(PDFファイル)

私は、男子のSPを見て、同じように女子も判定されるなら、村上佳菜子は10位くらいに落ちてしまうのではないかと危惧していました。

実際にはジュニアの選手達が、フリーでミスを繰り返した為に、5位となりましたが、ジュニアの選手達がSP同様の演技をしていれば上位に留まることは出来ませんでした。

宮原知子や本郷理華はグランプリシリーズでの結果を受け止めて対策を施してきました。

村上佳菜子はどうだったでしょうか?

彼女には観客を惹きつける天性の才能が備わっていますが、ジャンプの悪い癖が、その長所を殺してしまいました。

現在の採点では、グリ降りしたジャンプはほぼ100%回転不足と判定されますし、ジャンプ前の動きが悪かったり、沈み込む癖があったり、着氷後の流れが乏しいと加点が付きません。

ジャンプの前に足を曲げてタイミングを取り、沈み込んだ姿勢でジャンプを跳び、グリ降りしてしまう村上佳菜子は、低い評価しか与えられないのです。

以前、高橋大輔が4回転ジャンプを成功させていた頃、振付に見えるように手でジャンプのタイミングを取っていました。

村上佳菜子も、いかにもタイミングを計っていますと誰の目にも明らかな方法ではなく、一見すると振付に見えるようなタイミングの取り方を実践すべきです。

また、グリ降りは早急に修正が必要です。

根本からジャンプを見直すのは難しいですが、改良することは不可能ではありません。

村上佳菜子の場合は、迷いなくジャンプを跳ぶと言う精神的な成長も重要な課題になりそうですが、それらを成し遂げないかぎり、現在の採点で彼女が評価されることはないでしょう。

村上佳菜子には厳しいかもしれませんが、本当に批判したいのは日本スケート連盟です。

最近の判定傾向を見て、厳しい判定にして選手の自覚を促そうと考えたのかもしれませんが、本来は率先して選手が抱える問題点や課題の解消に動くべきなのです。

ロシアの選手は幼少期からバレエやダンスのレッスンを受けていますし、複数のコーチから指導されています。

羽生結弦が所属するカナダのクリケットクラブも同じような指導を行っています。

日本も同様の環境を整えなければ、差が開くばかりです。

選手個々の才能頼みでは、勝てないのです。

高橋大輔が彼を支えるチームを作ったように、一人の選手を複数のコーチが指導する、バレエやダンスのレッスンを必須にしたり、専属のトレーナーや医療機関の協力を得て食事や健康面への配慮も行うような体制を構築しなければ、優秀な選手は羽生結弦のように海外に拠点を求めることになってしまいます。

日本スケート連盟にはそういう危機感は無いのでしょう。

だからこそ、樋口新葉のスケーティングスキルに7点台を出したり、フリップの判定が『E』ではなく『!』だったりするのでしょう。

樋口新葉は将来有望な選手ですが、これからどう磨いていくかで、世界でトップを狙える選手に成長できるかが決まります。

今のような力任せスケーティングを肯定すれば、身体が成長した時は、フリーの後半でスタミナ切れになってしまいますし、バレエやダンスのレッスンを受けさせて、美しい動きを習得させなければ、シニアに上がった時にPCSが上がらずに苦労することになります。

そういうアドバイスを日本スケート連盟は行わなければならないのです。

マスコミと一緒に、『超新星』などとおだてるばかりでは、いつか壁にあたってしまいます。それは、今の村上佳菜子を見ていれば明らかではないでしょうか?

羽生結弦は腹痛で検査入院となりました。

グランプリシリーズの強行出場が影響したのでしょう。

宮原知子は美しい演技で優勝しましたが、ジャンプにはまだ課題が残っています。彼女が同じくジャンプを改良中であるロシアのリプニツカヤと同様に不調に陥ってしまう可能性は誰にも否定出来ないでしょう。

小塚崇彦は、世界トップと言っても過言ではないスケーティングで3位に入賞しましたが、4回転は跳べないままですし、他のジャンプも不安定です。

もしかすると、何らかのアドバイスでジャンプを跳べるようになるかもしれませんが、近くにいる人間はそれに気が付かないのかもしれません。

日本のフィギュアスケートが本当に発展していくには、選手達の努力だけではなく、周囲の人達が縄張り意識を捨てて協力し合うことが必要になるのではないでしょうか?

引退した高橋大輔や町田樹には、今までの関係者の意識を変革させてくれるような働きを期待しています。

何度も言いますが、本当は日本スケート連盟がすべきことなのですが・・・

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小林強化部長、町田の電撃引退に「気持ちよく送りたい」

(2014.12.29 スポーツナビ)

日本スケート連盟は28日、来年3月に開催される世界選手権(中国・上海)の日本代表選手を発表したが、選出された町田樹(関西大)が現役引退を発表し、世界選手権の代表も辞退した。

以下は、日本スケート連盟・小林芳子フィギュア強化部長の町田についてのコメント。

「(町田の引退については)全く知りませんでした。代表選手を送り出して、裏で事務処理をしていたら(スタッフに)『芳子さん、大変大変!』と言われて、並び方を間違えたかと思ったら(笑)、町田選手が引退を宣言したということで。

今シーズンに入ってから、とにかく今年卒業するということを聞いていましたし、スケートアメリカ、フランス杯、(グランプリ)ファイナルはずっと勉強道具を持ってきていました。勉強というか、卒論を書いたり、すごい本の量を持ってきていたので、フランスから失速したのは否めないなと思ったのですが、(引退は)びっくりしました。

ただ、その(引退発表の)あと彼が出てきて話しましたが、本当に晴れやかな顔で、『僕はこんなに素晴らしいスケート人生を送れて、本当にありがとうございました』と。

彼が世界ジュニアに行った時から関わらせていただいて、『最後にソチで、最高のいい舞台を用意してくれたというか、道を拓いてくれてありがとうございました』と。彼の晴れやかな顔を見ていると、彼も私たちを引っ張っていってくれたなと思いましたし、彼が無良くんに『いいライバルでいてくれてありがとう。崇人がいたから僕もここまで頑張れた。いつかこいつを抜かしてやるぞと思って頑張ったんだ』と言って、2人で泣き合っていましたし、それを見て涙が止まらなくなりました。

高橋(大輔)選手、織田(信成)選手と引退しました。いつもそのような形で、たすきを次の選手に送っている姿、これが日本の男子が、この少ない人口の中でつなげていってくれているんだなと思います。

彼は次の人生プランがしっかりできてますので、気持ちよく送りたいですし、その人生がスケートで頑張ってきた、この30×60mというところ(リンク)で、たった1人で、リンクに出てドアを閉められたら誰も助けてくれないところで何年も何年も、いいときも悪いときも歯を食いしばったり喜んだりした、その経験を生かして、次の人生をしっかり歩んでほしいなと、エールを送ります。

私たちの立場になるのか、コーチになるのか分かりませんが、また何らかの形で『僕はスケートにしっかり何かお手伝いをしたい』ということも言ってくれましたので、その日が来るのを心待ちにしております」

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リンク上で現役引退を発表した町田樹【坂本清】

私は日本人選手の採点結果に疑問を抱かないのか?というコメントがありました。

そういう質問をする方は、以前の全日本選手権について書いた記事や、2011年及び2012年のNHK杯での採点結果についての記事、最近のグランプリシリーズについて書いた記事もお読みになって下さい。

本当は、私の本も2冊とも読んでから・・・と言いたいところですが、そう書くと(既に書いていますが・・・)本のPRをしているだけと受け取るアンチな人達もいらっしゃいますので、ブログにとどめておきます。

結論から言えば、疑念はありますが、全てが間違っているという考えはありません。

それは国際大会でも国内大会でも同じです。

現在のジャッジシステムは問題点も多々ありますが、だからと言って全てが間違っていると結論付けるのは極論でしかありません。

それは、スケート連盟に対する批判も同様です。

スケート連盟には、もっとしっかりして欲しいですが、何もしていないクズの集まりだと断定するのは暴論です。

また根拠もなく、名誉会長か在日だから汚鮮された組織だと言うのは、ただの差別主義であり、それを肯定する人達も差別主義者です。

何度も書いていますが、批判する場合は根拠を示す必要があるのです。

根拠を示せず、論点が明確で無ければ、非難でしかありませんし、場合によっては誹謗中傷でしかありません。

それを常に考えていただきたいと思っております。

ネット上では乱暴で配慮の無い言葉が目立つようです。

現実の世界ではほとんど耳にしないような言葉が交錯する様は異常でしかありません。

本当の意味で、ネット上が有意義な空間になるといいのですが・・・

これから帰省する方や旅行に行く方は気を付けて下さい。

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