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2014年11月12日 (水)

羽生結弦選手の決断と責められるべき人達

グランプリシリーズ中国杯での衝突事故。

本来なら棄権すべきところですが、羽生結弦は出場を決断しました。

あってはならないことだと私は思いますが、違う感想を抱いた人もいたようです。

『凄いものを観てしまった』と感動した人もいたようですが・・・そういう思いを抱いた人達は、ある意味幸せなのでしょう。

自分の周囲に、頭を強打して死亡したり後遺症に苦しんだりしている人間がいないということですから・・・

自分が体験していなくても、身近にそういう人が存在していれば、感動よりも恐怖を感じるはずです。

会場では、「やめて~」という悲鳴も上がったそうです。それが正常な反応ではないでしょうか?

感動したという人達は、あの事故に対して現実感が無かったのかもしれません。

羽生結弦選手の決断

(2014.11.11 BLOGOS 文:小宮山洋子)

11月8日に上海で行われた、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦中国杯で、羽生結弦選手は、直前の練習で、中国の選手と衝突し、負傷しながら競技に挑み2位になりました。

衝突の後、しばらく立ち上がることもできなかったのに、応急治療をした後、頭、顎、足などを負傷しながら、驚異的な精神力で、5回転倒しましたが、4回転はまわりきっていて、2位の成績でした。

私は中継を見ていて、もう無理だと思ったのに出場し、あれだけがんばったことに、心から感動しました。

会場で見ていた人からも、多くの花束が投げ込まれて、感動を呼んだ様子が、わかりました。確かに、将来ある選手が負傷しながら滑ったのは無謀、という意見があるのも、わかります。

それでも、オリンピックチャンピオンとして、人一倍責任感が強い羽生選手が決断し、コーチも、体が一番大切だ、ヒーローになる必要はない、と話しても、本人が出場すると決断したら支えるしかない、と話していて、そのとおりだと思います。

この決断で、羽生選手やコーチを非難するのは、酷だと思います。

議論されているように、これを契機に、フィギュアでは決まりがない、どの程度の負傷であれば出場を禁止する、といった、ラグビーなどではある規則を作ることは必要でしょう。

また、4回転が普通のことになり、以前よりスピードが出ている中で、6人が一緒に滑る直前練習のあり方の検討も必要でしょう。

今回は、アメリカの医師が治療をしてくれたということですが、医師の帯同も、検討されているということです。このように、今回の事故を、前向きにルール改正などをする機会にしてほしいと思います。

羽生選手には、さらに心労を重ねるようなことは避けて、大事な体を、しっかり治療してほしいと願っています。

羽生結弦 中国選手の閻涵(エン・カン)と激突し流血 超スロー再生あり Yuzuru HANYU Slow motion

セカンドインパクトシンドロームの恐れがあると言われてもピンとこない人が大半でしょうし、米国の医師が診察したのだから大丈夫なのでは?と考える人もいるでしょう。

しかし、脳へのダメージは診察だけでは判断が難しいのです。

そして、ダメージを受けたのに再び衝撃を与えるのは自殺行為に等しいのです。

なぜそう言い切れるのか?

それは、私自身が体験しているからです。

私は7年前に追突事故を経験しました。

かなりの衝撃を受けましたが、その時は激しい痛みも無く、車もバンパーが少々へこんだ程度でしたので、警察へ連絡して追突してきたドライバーの名前と住所を確認し、後は保険会社に任せることにしたのです。

その日は仕事が忙しかったので、そういう判断をしたのですが、それが後々自分を苦しめることになるとは考えもしませんでした。

痛みが出たのはその日の夜。

次の日すぐに病院へ行きました。

レントゲン写真を撮られ、医師が下した診断は、『頸椎捻挫(むち打ち症)で全治2週間』というものでした。

むち打ち症は、強い衝撃で頭部と胴体が異なる向きへの動きを強いられ、それによって、様々な症状が出現する疾患です。

事故にあったその日はほとんど症状が出ずに翌日あたりから様々な症状が出てくるケースが多いと言われています。

レントゲンなどで異常が確認されない場合には、首部、腰部を牽引したり、電気療法を行うのが一般的な治療法です。

当然、私もそうでした。しかし2週間経っても一向に改善の兆しがありません。

酷い頭痛で熟睡出来ず、身体を少し動かしただけで大量の汗が出てくる。

医師から処方された鎮痛剤を呑んでも痛みが治まることはありませんでした。

一月経っても症状が治まらないので、私は再検査をお願いしました。

それでようやく脳波の測定とMRIを行うことになりました。

その結果、脳波に異常は無かったものの、脊髄が変形していることが明らかになりました。

それを見て医師は、『症状固定ですね』と一言。

症状固定とは、今後大幅な改善が見込めないと医師が判断したということです。

つまり、頭痛や身体の痛みなどは後遺障として残ってしまうという宣言です。

それから7年が経過していますが、頭痛や身体の痛みは残ったままです。

あの時よりも少しはましな状態ではありますが、季節の変わり目などは激しい頭痛と吐き気に襲われます。

ごく普通に暮らすのであれば、特に問題はありませんが、これがアスリートならば競技を続けることは不可能でしょう。

私はあの時のことを後悔しています。

すぐに病院へ行って、脳波測定やMRIを受診していれば、こんな後遺症に苦しめられることは無かったのではないかと・・・

私を診断した医師が無能だったわけではありません。

脳や脊髄の異常は、外から見ることは出来ないのです。

そして誰もが私のように後遺症を抱えることになるとは言えません。

ほとんどの人は2週間~1カ月程で回復します。

でも、私のように後遺症に苦しんだり、場合によっては死亡したりすることもあるのです。

それを診察だけで見抜ける医師は、そういう事例を数多く経験した人間に限られてしまうと思います。

感動したと言っている人、関係者を責めることは出来ないと言っている人は、無責任ではないかと私は思います。

羽生結弦の人生は羽生結弦のもの・・・確かにその通りです。

しかし、才能あふれる青年の未来を守るのが大人の務めではないでしょうか?

出場を決めた羽生結弦を責めるつもりはありません。

彼はその気丈さゆえに金メダルを獲得出来たのですから。

ただ、勇気と蛮勇の違いを教える人間が周りにいないのが悲劇でした・・・羽生結弦に私のような後遺症が残らないことをただただ祈るばかりです。

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「安倍首相との対話は朴大統領のシナリオ」

(2014.11.12 中央日報日本語版)

朴槿恵(パク・クネ)大統領が10日、安倍晋三首相と歓談を交わしたのは「準備されたイベント」だった。外交部の関係者は11日、「夕食会がアルファベット順に配置されるのは事前にすでに公示されていた」とし「長い時間、隣の席に座ることになるだけに、関連の懸案などを事前に整理して報告したと聞いている」と述べた。

朴大統領が安倍首相と対話をするのか、どれほど深い対話をするのか、何を話題にするのかを尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官および朱鉄基(チュ・チョルギ)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席秘書官と相談した後に決めたということだ。

3月にオランダ・ハーグで開かれた韓日米首脳会談で朴大統領は「アンニョンハシムニカ(こんにちは)」と韓国語であいさつした安倍首相に冷淡な表情を見せ、他の多者会議でも安倍首相とは儀礼的なあいさつのほかには言葉を交わさなかった。しかしアジア太平洋経済協力会議(APEC)主賓国の中国が日本と関係改善のための4つの合意事項を発表し、10日午前に日中首脳会談を行ったことで、朴大統領も安倍首相と対話をする方向に立場を決めた。

日中首脳会談の直後に韓日首脳が接触する姿を見せることで、「外交的孤立」として映らないようにしたようだ。ムン・ホンホ漢陽大中国問題研究所長は「習近平主席が安倍首相に会っただけに、朴大統領も日本に対する選択幅が広まった」と解釈した。

最近、安倍首相が多者首脳会議を契機に「朴大統領と首脳会談をしたい」というメッセージを韓国側に繰り返して伝えてきたという点も考慮したという。その間、日本は「韓日関係の改善のために努力しようとしているが、韓国側が頑固だ」という立場を米国と国際社会に知らせてきた。しかし今回の「イベント」で朴大統領は韓日米の連携を懸念する米国に「我々も韓日関係改善の意志がある」というメッセージを伝えた格好だ。

しかし「対話」はするものの従来の「原則」は維持した。閔庚旭(ミン・ギョンウク)青瓦台報道官は会談後の記者会見で日本軍慰安婦問題を取り上げ、日本の誠意ある行動の変化を促した。

Bnfm279_abepar_g_20141111013624

Associated Press 安倍首相と朴大統領、APEC夕食会で隣り合わせ―意見交換も~オバマ米大統領(中央)の前で握手する安倍首相(左)と韓国の朴大統領2014.11.11

日中首脳会談が実現したことを受け、韓国のパク・クネ大統領は厳しい立場に立たされています。

韓国メディアも「政府は東アジア情勢の変化に適応しているのか」 「米朝・日中関係を見守るだけなのか」などとパク政権の外交姿勢を批判するところも出てきました。

産経新聞の前支局長を起訴したことで、世界中から批判を浴び、反日姿勢に凝り固まって経済が失速していることで国内からも非難される。

パク政権はもはや死に体といってもいいでしょう。

今『変化』が必要なのは日本ではなく韓国です。

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